実績の数を作る前に、何を頼める人かを見せる
依頼主がポートフォリオを見るとき、作品の見た目だけでなく、自分の依頼に近い作業を頼めるか、条件に沿って納品できそうかを判断します。実案件がまだないなら、架空の依頼を設定して制作過程を見せられます。
自主制作とクライアントワークは区別して表示してください。架空の店舗・商品を使った作例に「実績」「クライアント案件」と書くと、発注経験があるように誤解されます。
| 表示区分 | 記載例 | 避けたい説明 |
|---|---|---|
| 自主制作・架空課題 | 練習用に設定した架空カフェの告知画像 | 店舗から依頼された広告 |
| 個人制作 | 個人ブログ用に制作した記事サムネイル | 利用者の集客を改善 |
| クライアントワーク | 依頼主の許可を得て掲載した納品物 | 許可範囲を超える売上・成果の断定 |
依頼条件を決めてから一作品を作る
作例のために、誰が何のために使う成果物なのか決めます。条件がないまま作り始めると、完成品の良し悪しを説明できず、依頼主が何を頼めるのかも伝わりません。
架空の依頼では「地域の写真展をスマートフォンで案内するバナー」を題材にできます。見る人、掲載場所、必須情報、納品形式を決め、縮小表示でも会期と会場が読めるか確認します。
| 確認項目 | 架空の写真展バナーの例 |
|---|---|
| 使う人 | 近隣で週末の予定を探している人 |
| 掲載先 | スマートフォンのSNS投稿 |
| 必須情報 | 写真展名、会期、会場、詳細への案内 |
| 納品物 | 正方形PNGと編集可能な元データ |
| 確認方法 | 小さく表示して会期・会場を読めるか確かめる |
完成品に、判断と確認の記録を添える
ポートフォリオには、完成品と一緒に短いケース説明を添えます。依頼の目的、制約、自分の担当、選んだ案、確認方法を順番に書くと、作品を作るときの判断を読み手が追えます。
「反応率が上がった」「売上を伸ばした」など、計測していない成果は記載しません。自主制作では、確認したのは可読性や動作など実際に試した項目だけに絞ります。
| 記載欄 | 書く内容 |
|---|---|
| 課題 | 誰に、何を伝えるための作品か |
| 制約 | サイズ、納期、必須素材、対応範囲 |
| 担当 | 自分が制作した範囲と使ったツール |
| 判断 | 案をどう選び、どこを修正したか |
| 確認 | 実際に見た表示・再生・操作と、未確認事項 |
素材と掲載許可を確かめる
写真、フォント、音源、ロゴ、文章などを使う場合は、利用条件と出典を記録します。練習課題でも、検索で見つけた素材を自由に使えるとは限りません。ライセンスが分からない素材は使わず、自分で作るか利用許可の明確な素材を選びます。
実案件を掲載するときは、納品物をポートフォリオへ再掲できるか、社名や数字を出してよいか、許可を取ります。守秘義務や秘密保持の約束がある案件は、伏せ字にすれば掲載できると判断せず、依頼主に確認してください。
応募先に合わせて、作例を選び直す
募集の成果物に近い作例を選び、制作範囲や納品形式が合うか伝えます。複数の技能を見せたい場合は、分野ごとに整理し、応募時は関連するものを先に提示します。
最初の作品を作ったら、別の題材でも同じ判断を再現できるか試してください。学び直す項目が見つかったら、独学教材やスクールの課題・添削内容と照らし合わせます。
この記事を読んだ後にできること
作例を、依頼主に伝わるプロフィールへつなぐ
記事で整理した内容を使い、次の案件候補か作例を一つ選びます。応募費用・手数料・作業時間も確認し、続ける条件を数字で見てから提案してください。
まず実践する
応募費用と手数料を含めて手取りを比べる報酬額、プラットフォーム手数料、応募費用、作業時間を入力すると、案件ごとの受取額と実質時給の目安を確認できます。
海外案件の手取りを試算する →案件を一つ選ぶ → 条件を試算する → 提案または出品する
一般的な選び方をまとめた編集ガイドです。個別スクールの受講体験や成果を示すものではありません。料金・制度の確認日は各詳細ページに掲載しています。
