MAKE IT YOURS · 動画編集の学び方
読んで、試して、
自分の学びを選ぼう。
- 01ソフトと題材を決める
- 025つの工程を順に練習する
- 03確認表で自分の動画を見直す
つくりてラボ作成の練習例・記入用シート付き
登録不要の記入用CSV。Excelなどで開いて使えます。
何から手をつけるかで止まっている人へ
動画編集を独学で始めようとすると、ソフト選び、機能の多さ、解説動画の数に圧倒されて、最初の1本を作る前に手が止まりがちです。「動画編集 独学 何から」と検索して出てくる記事は、学ぶ順番の大枠は示していても、週ごとに何を作るか、できたかどうかをどう確かめるかまでは書いていないものが多くありました。
この記事では、カット、テロップ、音、色、書き出しの5つの工程を、この順番で練習する理由を説明します。そのうえで、つくりてラボが作った架空の4週間の練習計画と、工程ごとに自分の動画を見直す確認表を載せました。読み終えたら、今週どの素材で何を作るかを決められます。
後半では、独学で足りる場合と、スクールの質問や添削を使ったほうが早く進む場合を分けました。ソフトの費用や体験版の条件は、2026年9月29日に各社の公式ページで確かめた内容だけを書いています。
始める前に決める3つ:ソフト、題材、時間
ソフトは、4週間続けて使えるものを選びます。Blackmagic DesignのDaVinci Resolveには無償バージョンがあり、公式ページでは60fpsまでのほぼすべての8-bitフォーマットと、Ultra HD 3840x2160までの解像度に対応すると書かれています。AdobeのPremiereには7日間の無料体験があり、体験期間が終わると料金の請求が始まると公式ページに書かれていました。
アドビの体験版に関するよくある質問では、体験版の利用にクレジットカード番号の登録が必要なこと、商用や営利目的のプロジェクトには使えないことが案内されています。4週間の練習をPremiereで続けるなら、体験の7日間で終わらない前提で、有料の契約に切り替える時期を先に決めておいてください。
題材は、スマートフォンで撮った3〜5分の話し声の動画を1本用意します。自分で撮った素材なら、音楽や映像の権利を気にせずに何度でも作り直せます。時間は、平日に短く触る日と、休日にまとめて作る日を分けて見積もると続きやすくなります。自分の1週間で使える時間の測り方は、当サイトの試運転の記事にまとめました。
| 選び方 | DaVinci Resolve(無償バージョン) | Premiere(7日間の無料体験) |
|---|---|---|
| 使える期間 | 期限の記載なし | 7日間。8日目から料金の請求が始まる |
| 始めるときに必要なもの | 公式ページからダウンロード | Adobe IDでのログインとクレジットカード番号の登録 |
| 公式ページに書かれた主な制限 | 60fpsまでの8-bitフォーマット、Ultra HD 3840x2160までの解像度 | 体験版は評価目的に限られ、商用・営利目的には使えない |
| 公式の学習ページ | トレーニングビデオとプロジェクトファイル | Adobe Learnのチュートリアル |
学ぶ順番:カット→テロップ→音→色→書き出し
この順番にするのは、前の工程で決めたことが後の工程の土台になるからです。カットで動画の長さと話の区切りが決まらないと、テロップをどこに置くかが決まりません。テロップの位置と長さが決まってから音を入れると、話し声とBGMの重なりを1回の調整で済ませられます。色は映像の見た目を整える工程なので、つなぎ終わった後にまとめて直すと手戻りが少なくなります。書き出しは、仕上がった動画を見る人の環境に合わせて保存する最後の工程です。
DaVinci Resolveの公式トレーニングページでも、トレーニングビデオは「編集入門」から始まり、編集、カラー、オーディオ、VFXのページごとに分かれて並んでいます。書き出しを扱う「コンテンツの書き出し」は、カラーの一群の中にありました。Adobe LearnのPremiereのページには、入門、シーケンス、カラー、オーディオ、タイトルなどのトピックで絞り込める一覧があります。どちらも工程ごとに教材が分かれているので、今練習している工程の教材だけを開けば迷いません。
| 工程 | この工程でできるようになること | 公式の教材で探す言葉 |
|---|---|---|
| 1. カット | 言い間違いや無音を切り、話の順番を並べ替える | DaVinci Resolve「編集入門」/Adobe Learn「入門」「シーケンス」 |
| 2. テロップ | 話した言葉を、読める長さと位置で画面に出す | Adobe Learn「タイトル」「グラフィック」 |
| 3. 音 | 話し声を聞き取りやすくし、BGMと効果音を重ねる | DaVinci Resolve「オーディオ入門」/Adobe Learn「オーディオ」 |
| 4. 色 | 明るさと色味をそろえ、カットごとの差をなくす | DaVinci Resolve「カラー入門」/Adobe Learn「カラー」 |
| 5. 書き出し | 見る場所に合った形式でファイルに保存する | DaVinci Resolve「コンテンツの書き出し」 |
4週間の練習計画(架空の例)
下の計画は、平日に30分ずつ3日、休日に2時間を1日使える人を想定して、つくりてラボが作った架空の例です。この時間でどこまで身につくかを保証するものではありません。自分の時間に合わせて、1週間の内容を2週間に延ばしてもかまいません。
毎週の最後に、同じ素材から1本を最初から作り直す日を入れています。前の週より速く、迷わずにできたかを比べるためです。作り直した動画はファイル名に日付を入れて残しておくと、4週目に並べて見比べられます。
つくりてラボが作った架空の例(4週間の練習計画)
1週目:カット
平日:ソフトを入れ、素材を読み込む/言い間違いと無音を切る/話の順番を1か所入れ替える
休日:5分の素材を3分にまとめ、書き出して通しで見る
2週目:テロップ
平日:話した言葉をテロップにする/文字の大きさと縁取りを決める/テンプレートとして保存する
休日:1週目の動画に全部テロップを入れる。1画面は2行まで
3週目:音
平日:話し声の音量をそろえる/BGMを入れて声の後ろに下げる/効果音を2か所だけ入れる
休日:スマートフォンのスピーカーとイヤホンの両方で聞き、聞き取りにくい所を直す
4週目:色と書き出し
平日:明るさを直す/カットごとの色味をそろえる/書き出しの設定を公式ヘルプで確かめる
休日:1週目の素材から全工程をやり直し、かかった時間を記録する
工程ごとの確認表
独学で一番抜けやすいのは、できたかどうかを判断する基準です。下の表は、各工程で自分の動画を見直すときの項目を、つくりてラボが決めたものです。数値の基準ではなく、見る人の立場で確かめる項目にしています。
確かめるときは、編集画面ではなく、書き出したファイルを別の端末で再生してください。編集中は拡大した画面と大きな音で見ているため、スマートフォンで見たときの文字の小ささや声の聞き取りにくさに気づきにくくなります。
| 工程 | 確かめること | 確かめ方 |
|---|---|---|
| カット | 言い間違い、長い無音、同じ話の繰り返しが残っていない | 音を消さずに等倍速で通して見る |
| カット | 切った所で声が途中で途切れていない | つなぎ目の前後1秒を聞き直す |
| テロップ | 読み終わる前に次のテロップに変わらない | テロップだけを声に出して読み、表示時間と比べる |
| テロップ | 顔や大事な物にテロップが重なっていない | スマートフォンの画面で全体を見る |
| 音 | BGMで話し声が聞き取りにくくなっていない | スマートフォンのスピーカーとイヤホンの両方で聞く |
| 音 | カットの前後で声の大きさが急に変わらない | 音量を固定したまま通して聞く |
| 色 | カットごとに明るさや肌の色がばらついていない | 隣り合うカットを止めて見比べる |
| 書き出し | 最後まで再生でき、音と映像がずれていない | 書き出したファイルを別の端末で再生する |
書き出しの設定は、公開先の公式ヘルプで決める
書き出しの設定は項目が多く、解説によって勧める値が違うため、独学で迷いやすい工程です。迷ったら、動画を載せる先の公式ヘルプを基準にしてください。YouTubeヘルプの「YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定」には、コンテナはMP4、動画コーデックはH.264、オーディオコーデックはAAC-LCなどが挙げられています。
同じヘルプページのフレームレートの項目には、コンテンツは記録したときと同じフレームレートでエンコードしてアップロードする必要があると書かれています。書き出す前に、撮った素材のフレームレートをソフトで確かめておきます。ビットレートと解像度も項目ごとに推奨の値が載っているので、自分の素材に近い行を探してください。DaVinci Resolveの公式トレーニングには「コンテンツの書き出し」という19分のビデオがあり、プリセットの使い方とオンライン用の書き出しを扱っています。
よくあるつまずきと直し方
独学で止まる場面の多くは、操作が分からないときより、何が原因か分からないときです。下の表は、練習の各週で起きやすいつまずきを、つくりてラボが工程ごとに整理したものです。直し方を試しても解決しない場合は、公式のヘルプやトレーニングで同じ機能の名前を探してください。
| つまずき | よくある原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 再生がカクカクして編集できない | パソコンに対して素材が重い | プロキシ(軽い代わりのファイル)を作る機能を公式ヘルプで探す |
| テロップの位置が毎回ずれる | 1枚ずつ手で置いている | 位置と大きさを決めたテロップをテンプレートとして保存する |
| BGMを入れると声が聞こえない | BGMの音量を声に合わせていない | 声を先に整え、BGMは声の後ろに下げる |
| 色を直したら別のカットと合わない | カットごとにばらばらに調整した | 基準のカットを1つ決めて、ほかをそれに合わせる |
| 書き出したら音がずれる、止まる | 設定を素材と違う値にした | 素材と同じフレームレートで書き出し直す |
| 何を作ればいいか分からなくなる | 題材が毎回変わる | 4週間は同じ素材を使い、作り直して比べる |
4週間のあとに広げる順番
5つの工程を一通りこなせたら、次は題材を変えて同じ工程を繰り返します。話し声の動画の次は、縦長のショート動画、写真を並べるスライド型の動画のように、画面の形や素材の種類を1つずつ変えていくと、どの工程で迷うかが題材ごとに見えてきます。
アニメーションや特殊な効果は、この段階から足してください。最初の4週間で効果から入ると、カットの甘さや声の聞き取りにくさが効果に隠れてしまい、確認表で見直す項目が増えるだけです。基本の5工程を速くできるようになってから加えれば、効果を入れた分だけ作業時間がどれだけ延びたかも、記入用シートで比べられます。
家族の記念日や子どもの成長記録など、題材ごとに必要な技能と練習の順番は、当サイトの活用事例の記事で扱いました。
| 次の題材 | 新しく練習すること | この記事の確認表で特に見る行 |
|---|---|---|
| 縦長のショート動画 | 縦の画面でのテロップ位置、短い尺での区切り方 | テロップが顔や大事な物に重なっていない |
| 写真を並べるスライド動画 | 写真の表示時間、写真ごとの明るさの差 | カットごとに明るさや肌の色がばらついていない |
| 2人以上の会話の動画 | 話者ごとの音量の差、テロップの出し分け | カットの前後で声の大きさが急に変わらない |
独学で足りる場合と、スクールが役立つ場合
家族の記録や趣味の動画を自分のために作るなら、公式のチュートリアルとこの記事の確認表で十分に進められます。確認表を自分で埋められていて、つまずきを公式ヘルプで解決できているなら、独学を続けてかまいません。
スクールが役立つのは、自分では見つけられない直すべき点を他人に指摘してもらいたいときです。仕事として受ける場合、依頼主の修正指示に沿って直す力が求められますが、これは一人の練習では確かめにくい部分です。スクールを比べるときは、質問の方法と期間、添削の有無と回数を公式ページで確かめてください。
たとえばMovie Hacksの公式ページには、LINEで24時間、回数無制限で質問できると書かれています。クリエイターズジャパンの紹介ページには、サポート内容として課題やポートフォリオ動画の添削が挙げられ、料金表ではマスタープランの特徴として添削サポート付きと書かれていました。どちらもAdobe Premiere Proの契約が別に必要です。
| あなたの状況 | 向いている進め方 |
|---|---|
| 自分や家族のために作る。締め切りはない | 独学(公式チュートリアル+確認表) |
| 確認表のどの項目も自分で判断できる | 独学を続ける |
| 同じ所で1週間以上止まっている | 質問できるスクールや講座を比べる |
| 仕事として受けたい。修正の指示に応える練習をしたい | 添削があるスクールを比べる |
| 時間が決まっていないと続かない | 期限や日程が決まった講座を比べる |
今週の素材を1本決めたら、カットから始める。
カット、テロップ、音、色、書き出しの順に、同じ素材で1週間に1工程ずつ進めると、前の週との違いを自分で比べられます。確認表で引っかかった項目は、記入用シートに書いて次の週に持ち越してください。
無料で使える公式の教材と体験版の条件は、当サイトの無料ページでも確認できます。質問や添削が必要になったら、スクールの条件を確認日つきで比べてください。
掲載している講座の税込価格、質問の方法、添削の有無、受講期限を出典と確認日つきで見られます。
動画編集の講座を比べる →素材を1本決める → 4週間で5工程を練習する → 止まった所で質問先を比べる
SCHOOLS IN THIS ARTICLE
この記事で取り上げたスクール・ツール
公式ページの記載をもとに紹介しています。広告リンク(A8.net)を含みます。並び順は広告の報酬と関係ありません。
プログラミング
SkillHacks / MovieHacks
YouTube向けの動画編集を、動画講義とLINEでの質問で学ぶオンライン講座です。公式ページには、受講期間の期限がないことと、24時間いつでも質問できることが書かれています。
無料体験版を見る 公式ページから無料体験版を申し込めます。講義の説明の速さと、LINEでの質問の流れが自分に合うかを確かめてください。
公式ページで確認(2026-09-25)
LEARN WITH A TEACHER
この技能を、人に教わるなら
動画編集を扱うスクールのうち、申し込む前に無料で試せる入口を公式ページで確かめられたところです。並び順は広告の報酬と関係ありません。
- デイトラ無料の講座動画:登録して講座動画を無料で見る
- 動画クリエイターPLUS無料相談:オンライン無料相談(約30分)
- SkillHacks / MovieHacks無料体験版:MovieHacksの無料体験版
- 動画教材エディター養成コース無料体験入学:無料体験入学・期間限定の無料講座
一般的な選び方をまとめた編集ガイドです。個別スクールの受講体験や成果を示すものではありません。料金・制度の確認日は各詳細ページに掲載しています。