この記事で試すこと
- 01作った場所を書き出す
- 02Stealthの状態を確かめる
- 03共有する相手と範囲を決める
登録不要の記入用CSV。Excelなどで開いて使えます。
共有フォルダを非公開にしても、画像は公開のままになりうる
共有フォルダの設定で決まるのは、誰がそのフォルダを開けるかまでです。画像をExploreやプロフィールに出すかどうかはStealthという別の設定で決まり、Stealthを使わずに作った画像は、非公開のフォルダの中で作っても公開の場に出ることがあります。
画像を人目に出したくないなら、フォルダの共有範囲と画像のStealthを、それぞれ自分で設定する必要があります。なお、この記事の操作手順はMidjourneyの公式資料をもとにしたもので、つくりてラボが操作して確かめたものではありません。
共有フォルダのViewerとCollaboratorでできること
共有フォルダは、2026年10月8日付のAlpha版サイト(alpha.midjourney.com)の更新で追加されました。Midjourneyは早い段階の版としており、名称や画面は今後変わる可能性があります。Alpha版サイトを使える条件は、この更新記事には書かれていません。
フォルダには相手をユーザー名で招待し、ViewerかCollaboratorの役割を選びます。画像を生成してもらう相手だけをCollaboratorにすれば、フォルダに画像を足せる人を絞れます。見て意見をもらうだけなら、Viewerで足ります。
| 役割 | できること | 向いている相手 |
|---|---|---|
| Collaborator | フォルダの中で直接生成し、互いの画像をもとに作業を重ねる | 一緒に案を出す制作仲間 |
| Viewer | フォルダの中の画像を見る | 確認や意見だけを頼む相手 |
リンク共有の3つの範囲と選び方
フォルダはリンクでも共有でき、範囲は次の3段階。2番目と3番目では、リンクが転送されると、知らない人もフォルダを開ける状態になります。依頼主に見せる前の案など見る人を決めておきたい画像は、追加した人だけの範囲から始めると管理しやすくなります。
| リンク共有の範囲 | フォルダに入れる人 | 選ぶ前に考えること |
|---|---|---|
| 追加した人だけ | ユーザー名で招待した人 | 招待する人と役割を一人ずつ決める |
| リンクを知っている人は閲覧できる | リンクを受け取った人 | リンクが転送されても困らない内容か |
| Midjourneyの会員なら誰でも参加できる | Midjourneyの会員 | 知らない人が生成を加えても困らないか |
Stealthで画像を非公開にする方法と対象プラン
Midjourneyは初期設定で作品が公開されるコミュニティで、作った画像や動画はmidjourney.comのExploreで見つかる可能性があります。DiscordのプライベートサーバーやMidjourney Botとのダイレクトメッセージで作ったものも同じです。
Stealthは、ExploreやプロフィールなどWebサイト上での作品の公開を止める設定で、ProプランとMegaプランの会員だけが使えます。Stealthで隠した作品も、コミュニティガイドラインの対象です。プランを解約したり下げたりしても、非公開にした作品はサイト上で非公開のまま残ります。
設定はWebサイトとDiscordで同期しているため、片方で切り替えるともう片方も同じモードになります。生成を始める前に、今どちらのモードかを確かめてください。
| 場所 | 切り替え方 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| Webサイト | Imagineバーの設定ボタンから既定のモードを変える。1回だけ変えるならプロンプトの末尾に--stealthか--publicを付ける | Imagineバーの設定ボタンで設定パネルを開き、Stealthがオンかオフかを見る |
| Discord | /stealthか/publicのコマンド、または設定メニューのPublic Modeボタン。1回だけならプロンプトに--stealthか--public | /infoでVisibility Modeを見る。設定メニューのPublic Modeボタンは、緑ならPublic、灰色ならStealth |
Stealthの画像は共有フォルダのメンバーから見えるのか
Stealthで作った画像が、フォルダに招待したViewerやCollaboratorからどう見えるかは、Midjourneyの更新記事とヘルプ2本では説明されていません。ヘルプにあるのは、Webサイト上で他のユーザーから作品を隠すという説明までです。
共有フォルダに入れた画像は、メンバー全員に見られるものとして選んでください。メンバーに見せたくない案は、そもそも共有フォルダに入れないのが確実です。
過去に公開された画像を、Webサイト上で非公開にする手順
Stealthを既定にしても、効くのはその後の生成だけです。すでに公開された画像は自動では隠れません。Stealthを使えるプランに上げれば、下位のプランで作った画像や動画も非公開にできますが、その操作も自分で行います。まずOrganizeページでPublishedの画像に絞り込み、公開中の画像を確かめてください。
1枚ずつ変えるときは、CreateページかOrganizeページで画像を開き、プロンプトの近くにあるオプションボタンから変更します。まとめて変えるときは、Organizeページでドラッグするかshiftキーを押しながらクリックして複数を選び、画面下に出る一括変更の窓のMoreボタンを使います。この操作で変わるのはmidjourney.com上の公開状態で、Discordのチャンネルに投稿された画像はそのまま残ります。
見せたくない画像をゴミ箱に移しても、非公開にしたことにはなりません。ゴミ箱の作品も、Exploreやランキング、ジョブIDや作品のURLから見つかる場合があります。
Discordで作った画像はStealthでもチャンネルの人に見える
Stealthが変えるのは、midjourney.comでの公開状態です。Discordで生成した画像の見え方は、そのチャンネルを誰が見られるかで決まり、Stealthにしていてもチャンネルの閲覧者には見えます。
ヘルプが人目に出さずに作る場所として挙げるのは、Stealthと組み合わせたMidjourney BotとのDM、プライベートなDiscordサーバー、midjourney.comのCreateページの3つ。プライベートなサーバーでも、チャンネルを見られるメンバーが自分以外にいれば画像はその人たちの目に入るので、使う前にメンバーを確かめてください。
| 作った場所 | Stealthなし | Stealthあり |
|---|---|---|
| midjourney.comのCreateページ | Exploreに出る可能性がある | Exploreやプロフィールには出ない(共有フォルダのメンバーからの見え方は説明なし) |
| Midjourney BotとのDM | Exploreに出る可能性がある | 人目に出さずに作る方法としてヘルプが挙げる |
| 自分だけが入っているDiscordサーバー | Exploreに出る可能性がある | 人目に出さずに作る方法としてヘルプが挙げる |
| ほかのメンバーもいるDiscordサーバー | チャンネルを見られるメンバーに見え、Exploreにも出る可能性がある | Exploreやプロフィールには出なくても、チャンネルを見られるメンバーには見える |
| Discordの公開チャンネル・共有スペース | チャンネルの人に見え、Exploreにも出る可能性がある | Exploreやプロフィールには出なくても、チャンネルの人には見える |
共有フォルダを削除しても画像は各自の履歴に残る
共有フォルダは、所有者が全員の分をまとめて削除できます。ただし画像は、作った人それぞれの履歴に残ります。Collaboratorがフォルダの中で生成した画像も、フォルダを消したあとはその人の履歴にあります。
フォルダを削除すると画像の公開状態が変わる、という説明はありません。片づける前に、残したくない画像が公開のままになっていないかをOrganizeページで確かめてください。
共有前に見直す設定(架空のチームの例)
つくりてラボが作った架空の例で、共有前に見直す点を確かめます。3人のチームが、架空のパン屋の秋のポスター案をMidjourneyで出し合う場面です。案は依頼主の公開日まで外に出せません。
【つくりてラボが作った架空の例】
フォルダ名:秋のポスター案(公開日まで社外秘)
・Aさん(所有者):Proプラン。今週からStealthを既定にした
・Bさん:Collaboratorとして招待。Stealthを使えないプラン
・Cさん:Viewerとして招待。依頼主側の担当者
・リンク共有:「リンクを知っている人は閲覧できる」に設定
・Aさんは先週、Discordの公開チャンネルで試し描きをした
・終わったらフォルダごと削除する予定
| メモの設定 | 起こりうること | 見直すこと |
|---|---|---|
| リンクを知っている人は閲覧できる | リンクが転送されると、知らない人もフォルダを開ける | 追加した人だけの範囲に変える |
| BさんはStealthを使えない | Bさんがフォルダで作った画像は、Exploreやプロフィールに出ることがある | Bさんに生成を頼むか、何を作ってもらうかを決める |
| 先週の公開チャンネルでの試し描き | チャンネルの人に見えている。Stealthは過去の画像に効かず、Webで非公開にしてもチャンネル内の投稿は残る | Web側はPublishedの絞り込みで探して非公開に変える。Discord側は投稿が残るチャンネルと見られる人を確かめ、依頼主に伝えるかを決める |
| 終わったらフォルダを削除 | 画像は各自の履歴に残る | 削除の前に、各自が自分の画像の公開状態を確かめる |
画像の利用規約と、プロンプトに入れる情報も確かめる
共有する画像が依頼主の案件なら、公開範囲とあわせて、画像を仕事で使えるかと、プロンプトに入れてよい情報も確かめておきます。利用規約と依頼主への説明は生成物の使いどころの記事で、社名や未発表の商品名の扱いは入力情報の線引きの記事で扱っています。
画像ごとの作った場所、Stealthの有無、共有範囲は、記入用のCSVに書き出してみてください。思った絵が出ないときの直し方とAI分野の講座の比較は、下のリンクとボタンからたどれます。
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